fifthRuler.のジャケット写真

歌詞

燕子花

tipToe.

「最低だ」って空見上げた

革靴に染みこんだ雨の粒

青信号の鳴き声が

嘲笑うみたいに

湿り気を帯びる

すれ違う傘の群れ

水槽のなか僕は

はぐれてしまった魚

踠いても踠いても

深くまで溺れてく

そんな気がするんだ

ずっとこのままでは

いられないこと

分かってるふりしてた

僕のこと置いてくように

季節がゆく

花の香りを連れて

どんな風に

笑ってたっけな

君がいたら

多分思い出せるのにな

点滅する青色

ちゃんと間に合うのかな

僕らは僕らに

「白いとこ歩かなきゃ

鮫が出る」って笑って

駆けてく子供達

からし色の長靴が

水溜まり踊るように

僕を追い越していく

「ずっとこのままがいい」

叶わないこと

見て見ぬふりをしてた

僕のこと突き放すように

時間がゆく

何一つ変われないままで

ああ、君が聞いたら

何て言うかな

ため息空に溶けて

僕のこと置いてくように

季節がゆく

花の香り残して

どんな風に

笑ってたっけな

君がいなきゃ

思い出せないな

紫色の花が咲いてた

傘がないのは

きっとお互い様なんだね

風薫る時を

待つような花に見惚れて

小雨のうちに行くよ

  • 作詞

    林直大

  • 作曲

    林直大

fifthRuler.のジャケット写真

tipToe. の“燕子花”を

音楽配信サービスで聴く

ストリーミング / ダウンロード

tipToe.通算5枚目のEP。全曲雨をモチーフにしたコンセプチュアルな作品。

アーティスト情報

6jomaProject

"