1978のジャケット写真

歌詞

絶妙なる絶望

men's brief factory

薄墨の空 視界を侵し

脈打つ鼓動 彼方へ退く

手足の冷えは 大地の招きか

未練の糸も 今は脆く

あえかなる息 白き霧となり

己が輪郭 朧に消ゆ

怖れなど無き 嘘にはあらず

唯、静寂が 満ちるのみ

過去も未来も 意味を失くし

「今」という刹那も 崩れ落ちる

嗚呼、絶妙なるかな

甘美なる虚無の接吻

希望という名の 病から醒め

我、ただ闇に 溶けゆくのみ

救いはいらぬ 光もいらぬ

この完璧なる 終わりの美酒を

ゆらり ゆらり 魂の緒が切れる

ふわり ふわり 無へ還る

走馬灯さえ 色褪せて回り

愛憎の劇 滑稽と映る

誰が為に泣き 誰が為に怒る

塵芥なる 情動の屑

握りしめた手 力は抜け落ち

掴んだものは 空であったか

正解も無き 誤謬も無き

唯、理が 在るのみ

神の不在を 嘆くこともなく

孤独の深淵 覗き込む

嗚呼、絶妙なるかな

至高なる孤独の揺り籠

絆という名の 鎖は砕け

我、ただ個へと 戻りゆくのみ

祈りは朽ちぬ 願いも枯れぬ

この冷徹なる 安寧の底

ゆらり ゆらり 意識は解ける

ふわり ふわり 闇と踊る

最期の瞬き 映るは無の世界

痛みも悦びも 波間に消ゆ

さらば浮世の 騒がしき宴

永遠の微睡み 此処に極まる

始まりもせず 終わりもせず

唯、在りて 無きが如し

「我」が消えゆく その心地好さ

大いなるゼロへ 身を委ねん

嗚呼、絶妙なるかな

完全なる存在の消失

生という名の 夢から逸れ

我、ただ粒子と 成り果てるのみ

明日は来ない 昨日は無い

この荘厳なる 無音の喝采

ゆらり ゆらり 全ては霞む

ふわり ふわり

……無。

絶望に絶望を重ね

絶妙なるかな

なり・なる・なれ・なりにけり・なるがごとし・なむ・なむ・なむ・ねーむ

  • 作詞者

    ナガタカヒサ

  • 作曲者

    ナガタカヒサ

  • プロデューサー

    men's brief factory

  • ボーカル

    men's brief factory

1978のジャケット写真

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