Lyric

ある程度生きてきてある時それに気づいた

当たり前にあったことなのになぜか今まで気づかなかった

何をしていても変わらず願い続けることを知った

私が存在するのと同じくらい不可避なことだった

何をしているんだろうと自分でも思う

人に無意味と笑われても道理だ

あることなすことすべて崩れていく

なのに私があなたを好きでいることは

どうしてこんなに当たり前に思えるのだろう

永遠などありはしない

なのにどうしてあなたと永遠を望んでしまうのだろう

いつも通り歩いていて歩き方を忘れた

あまりに強く願うこと叶わないとわかっている

うずくまって嗚咽した体が張り裂けそうだった

光るように沁みてただ引きずって歩き続けていた

苦しみから逃れたいと思うのに

あなたを思うことがなくなれば

空っぽになりそうで怖いんだ

どれだけの奇跡が起ころうとも決して叶いはしないことはある

私はキリストじゃないから

あなたを愛せば愛すほど強く願って望んでしまうのだ

愛されたいと叫ぶあなたに

受け止めきれないくらいの愛を示したい

もうだめだと落ち込むあなたを

黙って抱きしめる実体になりたい

私のひどく耐えないこの思いが

光となってあなたに降り注いで

一秒でもあなたを温めますように

私はキリストじゃないから

あなたのことを側でずっと見つめていたいと願っていた

どれだけ幸せを願おうとも

それを叶えるのが自分でありたいとも願ってしまうのだ

なにも求めはしないから

鼻先が触れ合ったまま見つめ合ったままでキスをしよう

地球のように抱え込んで

そのまま灰になっていくのだろうか

私のひどく耐えないこの思いが

光となってあなたに降り注いで

一秒でもあなたを温めますように