Lyric

1日を無駄にしたと感じた翌日

帳尻を合わすように夜道を走る

歪みは一定を超えると美しい

規則正しくなるハザードランプ

朝ごはんの卵焼きにケチャップと醤油

どちらか迷っておたふくのソース

発見は探検により訪れる

安定は反省の落とし物

無駄な事が無い人生は無い

なんならほとんどは無駄で出来てる

例えば良いとこで嫌味に入るCMに

気になる商品が不意に移りこむ

するとCM明けの芸人の表情より

その商品の価格で頭が埋まる

人の面倒臭さを面倒くさがらない

人が優しい人なんだと思う

夕方の公園散歩する親子

女子高生が子供をあやしている

成長は学ぶ事だけでは無く

学ばせる事でするとふっと気付く

ブランコは人が降りてもしばらく

前の人の遠心力で動く

誰かの楽しみ優しく乗せて

柔らかい風と共に揺れる

曲を出す時にいつも聴いてくれる

人の顔を想像するのは

単に喜ぶか気になるのでは無く

思い出を少しずつ集める感覚

俺は君と同じく弱い

評価に怯えて止まったりする

誰にも頼らず自分と向き合う

安心感なんて制作の邪魔だ

「あんたまたノート無駄にして」

ゴミ箱を見ては母親が愚痴る

くしゃくしゃになったノートに書かれた

世に出ない名曲が日の目を浴びる

何気無く散歩してリリックを書くと

１つだけ発見した事があった

俺が何気無く過ごしてる時間は

誰かの始まりや終わりにもなる

丁寧に生きると見えてくる風景

奇跡は偶然の積み重ね

煙草が無くなり家路に向かおう

もうすぐ雨が降る頃だろう