Lyric

せーの、で生まれ落ちた

流れなかった走馬燈

未定の道行へと

二人で繋いでいこう

飲み込み続けてきた

すこしばかりの嘘

昇華ができないまま

悪意が充満して

千切れて眩く導火線

勝手な枠に押し込めて

あわれみ慰むやつらに

一匙の憎しみを

忘れないでいてほしい

息もできないようなこの哀しさは

耐えられないから

せめてさよならするときは

どうか優しいまなざしで

飲みほし続けてきた

まやかしの愛しさ

解毒もできないまま

いたみを下していく

痺れてうつらうつらと

甘い毒に微睡んだ

都合が良い世界で良いから

一筋の爪痕を

刻みつけてやるまで

見失いそうな私そのものを

代わり代わりの

醜さに耐えられないから

せめて哀しいあなたへと

一匙の憎しみを

忘れないでいてほしい

息もできないようなこの哀しさは

耐えられないから

せめてさよならするときは

どうか優しいまなざしで