非を認めるには明らかに不足している自己処理能力
靴を舐める思いで押し殺し言い聞かせた数秒間
意志の強さが比例するのか平均3日で破られる口約
できないものをできないと言えたなら
できないものをできないと言えたなら
非を認めるには明らかに不足している自己処理能力
靴を舐める思いで押し殺し言い聞かせた数秒間
それぞれに与えられた経験と環境
お互い様が折衷案にならない
内側と外側で愉快と不愉快がゆっくりと往復していく
這いつくばりながら乗り越えた障壁
行き道で隠されて見えた抜け道の案内板は
いつも通り過ぎてから視界に入るようになる
声をあげる弱い生き物
声を殺す強い生き物
ぼくらはお互いを傷つけることにひどく怯えている
他人は理解の及ばぬ怪物なのだ
透明な箱の中でもがいているようだ
声は本当は届いているのに
ぼくらはいつのまにかまた片目を瞑っている
くずれそうになる足場は
誰かの手で守られ
知らずのうちに踏み均し
忘れた頃に痛みを知る
吉夢が自身の想像を絶した分
他人に幸福が降り注ぐことを願えば
積み上げられて見えた弊害の頂上が雨後の塵のように霞んで消えて
地獄に落ちるまで悪だったはずのものが腑に落ちる瞬間もなく何にも変え難い財産に変わる
時間をかけて狙い定めた照準
中心を射抜き腕を組んで歩み寄る
なにもかもが異なっていた標的
想定外の風景に漂白される脳内
足元から失う平衡感覚
立ち上がるために1歩目を踏み込む
努めた先にしか生まれない経験
今日もひたすらに眺めていた
- 作詞
小島陽
- 作曲
RiTTLEBOY
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できないと言えたなら (feat. tetote)
RiTTLEBOY
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愛想笑いと我慢の生産
RiTTLEBOY