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歌詞

早朝ロック

Tom Yam Kung

夢から醒めたまま

布団を蹴ったの

暑くて暑くてしょうがないの

早く早く百まで数えて 外においで

近くの丘のそばまで来てね

早くしないと置いていくぞ

窓から窓から飛び出して

屋根から屋根に飛び乗る

気持ちだけでそこへ行くよ

早朝ロック

頭を腕を振れよ

早朝ロックがここにあるんだ

走り出したら止まらない

新しい風を切ってよ

どこまで駆けてゆく

よく眠るのが好きなの

まぶたが落ちてくるのは嫌ね

寝起きの顔は変だし

夢の続きを見たいものだわ

誰か魔法で眠らせてほしいから

早朝ロック

頭を腕を振れよ

早朝ロックがここにあるんだ

走り出したら止まらない

新しい風を切ってよ

どこまで駆けてゆく

駅の出口の噴水まで来てね

早くしないと置いていくぞ

早朝ロックで

  • 作詞者

    Tom Yam Kung

  • 作曲者

    Tom Yam Kung

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アーティスト情報

  • Tom Yam Kung

    Tom Yam Kung は、音楽を「世界を確かめるための実験」に近いものとして扱う一人ロックバンドである。 私にとってロックとは、華やかな装飾でも、逃避のツールでもなく、自分が何者であるのかを一度破壊し、もう一度組み直す行為だ。 日常はしばしば、誰かの正義や常識に覆われ、内側の声がかき消されていく。 『イエスマン』のように社会のケージを叩きながら、あるいは『Logical Realistic Tour』のように他者の正論に魂が接収される感覚を抱きながら、人は“自分の思考と世界の構造が本当に噛み合っているか”を問い続けている。 私は、そこで鳴る軋みや不協和こそが、もっとも「生きている」と感じられる瞬間だと思っている。 『Feel』は、身体性を失った世界に対して「感じること」の奪還を求める曲だ。 『行末の一瞬』では、希望と諦念が入り混じるなか、なお未来へ跳び込む衝動を記録した。 『街』や『エスケープ』『Unnecessary』では、存在の重さや曖昧さ、逃避と回帰の循環を描き、 『I’m Only Standing』は、無意識に生の惰性へと流されていく人間への冷徹なまなざしを含んでいる。 これらの曲に共通するのは、”答えを出すためではなく、世界の手触りを取り戻すために鳴らしている”ということだ。 音楽はその格闘の記録であり、反抗であり、祈りだ。 世界はしばしば理不尽で、矛盾に満ち、私たちはそのただなかで迷子になる。 それでも、人は前へ進みたいと思う──たとえそれが一瞬の火花のような希望であっても。 Tom Yam Kung の音楽は、その一瞬のために存在している。 「強さ」や「正しさ」ではなく、“誠実に揺れることそのもの”が人間を照らすのだと信じているからだ。

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