

雪はしっとりと
街を白く染めている
赤や緑の光
照らされる君
眩しかった
マフラーほどく
その指がきれいに思えた
懐かしいあのときめき
こんな素敵な冬は
今夜も続くから
箱を開けて
溢れた時間はLOVE
僕は立ち止まる
ため息混じり
雪の道
街灯の灯りは消えそうに
凍えながらも僕を照らす
ゆっくりと歩く足跡が
君の道標
懐かしいあの風景
こんな素敵な冬は
今夜も続くから
窓を開けて
流れる音楽もLOVE
カレンダーに印をつけ
チャイムが響き渡る
空の白に包まれた
こんな素敵な冬は
今夜も続くから
ずっと一緒にいたいと思った
こんな素敵な日々は
明日も続くだろう
よろしくを伝えよう
Hello
影はひっそりと
息を潜め
街を去る
二人は見つめ合って
夢の中の世界へ
- Lyricist
Tom Yam Kung
- Composer
Tom Yam Kung

Listen to Huyunohi by Tom Yam Kung
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Tom Yam Kung
Artist Profile
Tom Yam Kung
Tom Yam Kung は、音楽を「世界を確かめるための実験」に近いものとして扱う一人ロックバンドである。 私にとってロックとは、華やかな装飾でも、逃避のツールでもなく、自分が何者であるのかを一度破壊し、もう一度組み直す行為だ。 日常はしばしば、誰かの正義や常識に覆われ、内側の声がかき消されていく。 『イエスマン』のように社会のケージを叩きながら、あるいは『Logical Realistic Tour』のように他者の正論に魂が接収される感覚を抱きながら、人は“自分の思考と世界の構造が本当に噛み合っているか”を問い続けている。 私は、そこで鳴る軋みや不協和こそが、もっとも「生きている」と感じられる瞬間だと思っている。 『Feel』は、身体性を失った世界に対して「感じること」の奪還を求める曲だ。 『行末の一瞬』では、希望と諦念が入り混じるなか、なお未来へ跳び込む衝動を記録した。 『街』や『エスケープ』『Unnecessary』では、存在の重さや曖昧さ、逃避と回帰の循環を描き、 『I’m Only Standing』は、無意識に生の惰性へと流されていく人間への冷徹なまなざしを含んでいる。 これらの曲に共通するのは、”答えを出すためではなく、世界の手触りを取り戻すために鳴らしている”ということだ。 音楽はその格闘の記録であり、反抗であり、祈りだ。 世界はしばしば理不尽で、矛盾に満ち、私たちはそのただなかで迷子になる。 それでも、人は前へ進みたいと思う──たとえそれが一瞬の火花のような希望であっても。 Tom Yam Kung の音楽は、その一瞬のために存在している。 「強さ」や「正しさ」ではなく、“誠実に揺れることそのもの”が人間を照らすのだと信じているからだ。
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