Lyric

口付けが残した痣は消え

痛みがほのかに香るとき

瞳は逸れて宙を舞う

最期までちゃんと騙してよ

危うげなあなたが描いた幸せが

不釣り合いなこの人生と

溶けて咲いた少しの温もりは

冷たいその手で終わらせて

歪んだ口唇が刻むアイラヴユー

まだ騙されてあげる

いつか

灰になって廃になって散りゆくわ

夜が溺れたシーツにくるまって

愛を真似た口付け もう良いの

絡んだ舌を噛んで 血の味を覚えて

絵空事の未来に手を伸ばす

甘さを愛と呼ぶのなら

本当の事なんて知りたくもない

艶めく嘘に溺れさせて

いつか

灰になって廃になって散るのなら

わたしのものにならないあなたなら

隣にいるのにいつもひとりだった

いたずらに微笑むあなたが好きでした

いつか

愛しさも偽物と知るのなら

壊した時間の淡さを忘れたら

お前の愛の軽さと同じなら

気付かない振りが板について剥がれない

愛しい日々を忘れられるでしょう

あなたの嘘なら全部わたしが喰べてあげる