BLUE JEANSのジャケット写真

歌詞

藍哀傘

Academic BANANA

「飽きたら教えて?」聲 捨てたの

藍色 嘘つき 水たまりの空

言葉が邪魔して 聞けないまま

藍色 踏切 まだあなたの側

ねぇ傘の中 ひとり 肩濡らしてた?

そんな優しさってずるい

心が邪魔して 言えないまま

哀色 綺麗ね 緋 茜の空

「雨なら逢えるね。」月 目隠し

哀色 街角 まだあなたの側

ねぇ傘の中 ふたり 寄り道したね

そんなわがままが好きで。

「また一緒に帰ろう?」

途切れない夜 藍哀傘

常夜燈 照らす 雨

ねぇ急ぐ人波 置いてかれよう

揃わない靴 藍哀傘

高架線 落ちる 雨

あぁ 少し無理した あたしの歩幅 ばか

見上げた空は 雨フリの恋空

ねぇ傘の中 独り 頬濡らしてた

こんな愛しさって辛い…

「でも一緒にいたいよ。」

どしゃぶりの夜 藍哀傘

常夜燈 照らす 雨

ねぇ急ぐ人波 置いてかれよう

揃わない靴 藍哀傘

高架線 落ちる 雨

ねぇ騒ぐ街中 二人壊そう

抜け出した夜 逢いたいから

星をよけた雨

あぁ 少し無理した あたしの歩幅 ばか

見上げた空は 雨フリの恋空

まだあなたのことを…

  • 作詞

    齋藤知輝

  • 作曲

    萩原健太

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1st Full Album「SEASON」、2nd Full Album「Love Letter」、間髪を入れずフィジカルアクションを起こし続けるAcademic BANANAの新作は夏にフォーカスをあてたコンセプト作となる2nd EP。
齋藤知輝のバックボーンにあるフォークや歌謡曲の陰影は漂わせつつも、新しいアカバナの風を確かに感じる。また、よりバンドサウンドとしての完成度にギアを入れたBass.萩原健太のアレンジからはそのスキルだけでなく底知れぬ音楽の深さに驚かされる。

情緒的かつ中性的な声を持つ齋藤知輝が綴った夏には、爽やかなイメージが先行しやすい季節を照らす太陽の眩しさだけではなく、その陽(ひかり)が生み出す陰、必ず終わりが来る1日とその日々たちの儚さを切り離さずにはいられない。そして”どこか懐かしさを感じる”という言葉を使わざるを得ない。


アグレッシブなグルーヴにRAPを乗せた「Blue Jeans」で前衛的な夏が幕をあける。熱の冷めない色気がモノクロの夏夜に深紅のしおりを挟む「CHIANTI」。昨年ゲストボーカルに平川地一丁目・林直次郎を迎え制作した「Summer Tuner」は齋藤知輝ソロヴォーカルverで収録され、より感傷的な気持ちにさせられる。女性目線で夏の雨のひとときを唄う「藍哀傘」。今もまだ物語の続きであり、地続きの日常であることを決して忘れさせない「風のゆくえ」。そして巡る季節の真ん中で色を重ね、褪せていくことすらも愛おしくさせる「アオハル」。祖母への飾らない等身大のメッセージソング「ゆるしてあげる」。

青い空のキャンバスに描いた未来と抱いた期待。叶わないと知りながらも想い馳せる感情を「BLUE JEANS」はときにカセットテープを巻き戻しながら、”あなたの夏”をどこまでも連れてってくれる。

アーティスト情報

THUNDERBOLT RECORDS

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