歌詞

揺れる夢に沈むまどろみまでの

時間稼ぎ

窓を叩く風に呼ばれるように

寝返りを一つ

骨の中も夜に溶けていくまで

眠れないの

日差しの中二人笑顔の誰か

今も焼き付いて

当然のなりゆき任せ分かってる

もう全部

しっぺ返しを喰らってしまってる

亡霊のように絡みつく誘惑に

どうしても

手を伸ばしてしまうよ

頭の中　あっという間に

空気で満ちてく

おあつらえむき　好都合だね

すぐに朽ちてく

足の先も気づかぬ間に

ゆっくり落ちていく

時のまにまに腐っていく果実

だらり溶けていくの

冷える朝に　ぬるい煙草の煙

混ぜるように

海の見える

窓辺に腰を下ろし

息を吸い込んで

どうせもう

僕を待っている人などないだろう

茫然としてる

間にまた一人きり

「もういいよ」

空虚な背中いっぱいに響いてる

「もういいよ」

誰か 探しに来てくれていいのに

頭の中　あっという間に

空気で満ちていく

おあつらえむき　好都合だね

すぐに覚めてく

指の先が動くままに

窓を閉めたら

熱い煙のぼる部屋で

またも縋り付くの

頭の中　あっという間に

空気で満ちてく

おあつらえむき　好都合だね

すぐに朽ちてく

足の先も気づかぬ間に

ゆっくり落ちていく

あっという間に

あっという間に…

頭の中　あっという間に

空気で満ちていく

おあつらえむき　好都合だね

すぐに覚めてく

指の先が動くままに

窓を閉めたら

熱い煙のぼる部屋で

またも縋り付くの