

鈍色の雨 路地裏の果て
忘れ去られた塔の中
ひび割れた窓 煤けた内装
今日も綺麗に汚れていた
またアラートが鳴った
メモリーの残滓が散った
機械の口は閉じられた
何の意味があるのだろうか
頭に浮かんでは消えた
宙を舞って
サーキットファージ 食らっているだろう
奇怪な徒花 着飾った故に
陰る夜空 欠ける月 焼いてしまおう
瓦礫の街で
サーチライト監視外
オイル塗れの楽園は今日で終わる
アスファルト 覆い隠す海
このハイゼンバグはきっと治らないまま
確かめたいんだよ 今更
雁字搦めで息をしては
愛も哀もない未来を嫌った
コイルの残響 電子の残光
零れ落ちていくテルルの粒
焼き付いた指紋 溶け出したネオン
今日も綺麗に汚れていた
代わらない罰を歌っていた
咲いたアムネジア ラルラリラ
感情は蒸気に混じり夜ごと街が飲み込んだ
ずっと渦巻くこの痛みは誰のものなのか
判らなくなっていく
サーキットファージ 食らっているだろう
歪な傷跡 見限った末に
騙る遺伝子で語る愛 抱いてしまおう
瓦礫の街で
ブラックアウト 勘違い
ノイズ塗れの泣き声は今日で止まる
疑るんだギミック 繰り返してまた
そのハイゼンバグに気づいた バカみたいだ
サーキットファージ 感染
僕らにはどんな未来がある?
あなたを喪った記憶も失ったの
ハイゼンバグはずっと治らないんだ
- 作詞者
Folicca
- 作曲者
Folicca
- プロデューサー
Folicca
- ボーカル
可不

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