歌詞

夏の夜 揺れる光

浴衣の裾が風になびく

川沿いの屋台

笑い声

すくった金魚が

覗いてる

「なんか似てるね」って笑った君

透明な袋の中

私みたいで

どこか頼りなくても

君が見ててくれるから

嬉しかった

どんなふうに 変わっても

君の眼差しだけは

ちゃんと私を

捉えてる

金魚になっても

君は見つけてくれるかな

人混みの中でも まっすぐに

信じてるんだ この気持ち

夏の水面に 映るふたりの影

ずっと 揺れながら

寄り添って 泳いでる

時間が流れ

写真の中

あの夜の君を

思い出す笑顔

でもね 君の前じゃ

今もあのまま 金魚のように

心ごと 泳いでく

君のやさしさに

導かれるままに

金魚になっても

君は気づいてくれるよね

泣いたって

笑ったって

私だって

信じてるよ

この想い

夏の夜空に

浮かぶ小さな願い

そっと 灯してく

ふたりだけの しるしに

水の中 言葉じゃ届かないなら

この鼓動で 君に伝えるよ

どんな遠くても

どんな闇でも

きっと届くよね

金魚になっても

君は見つけてくれるから

どこまでも 泳いでいけるんだ

信じてる

迷わない

夏の水面に 広がる光の波

君と笑えば

私の世界が きらめくよ

君の手が 私をすくった

水面にゆれる 夏の光

それだけで この夏が

ふたりだけの

奇跡になる