Lyric

夏の日々は何事もないふりで過ぎる

夏の恋はふとした出来事で

熱い陽射のみせる夢の跡

焼けた砂の浜辺と潮騒は

夏の素肌を蒼く透き通す

海辺のHOTEL

髪をかき上げたあなたと

ひとときの気紛れを楽しむのもいい

夏の陽の悪戯だろう　どこか心乱れている

夏の日々は何事もないふりで過ぎる

陽気なカモメたちは空高く

ゆるやかに歌う浜辺のラプソディー

互いの名前さえも知らないで

僅かな時間を燃え尽き果てるまで

彼女はもうＫというイニシャル残して

どこかへと波の間に消えてしまっていた

夏の陽の陽炎のせい　誰も何処か狂わせて

夏の日々は何事もないふりで過ぎる

季節は過ぎ祭りは終わる名残惜しげに

だけど今も左手だけは彼女を覚えている

夏の陽の悪戯だろう　胸騒ぎで気がふれる

夏の日々は知らぬ顔して通り過ぎた