Lyric

不況に憑かれた街を

全裸で見下ろして

ホテルの窓辺で お前と

盃(さかづき)重ねれば

ひと月振りの

身体(からだ)の祭

待ち焦がれたなぁ

揺れる御神酒(おみき)を

グッと飲み干し

今宵を祝おう

性欲 祭った 神輿(みこし)を

担いで なだれ込む

白いシーツの上で

刹那に絡み合う

肌の感触

生の感触

熱い吐息が

寝惚け眼(まなこ)の

俺の獣(けもの)を

呼び起こすのさ

噛みついて

この快楽を放さない

抱き寄せて

お前の熟れた果実を

月灯り 頼りに

貪(むさぼ)ろう

口の中で舌を

ネットリ 絡ませて

白い胸を両手で

激しく揉み揺らし

肌の上から

この興奮の

波動を送れば

この欲望の

その受け皿が

濡れてゆくのさ

肉の狭間に指を

ヌルッと 滑らせて

お前の悦(よろこ)ぶ顔を

横から睨みつけ

その耳元に

卑猥な台詞(ことば)

垂らしてゆけば

お前の中の

淫らな女神

狂い出すのさ

がむしゃらに

腰のリズムを合わせよう

快楽に

魂を売り渡し

無防備な お前と

堕ちてゆく

廃墟に鎮(しず)んだ エロスに

捧げた生贄(いけにえ)は

白い身体(からだ)を反らせて

月夜に舞い上がる

噛みついて

この快楽を放さない

抱き寄せて

お前の熟れた果実を

月灯り 頼りに

貪(むさぼ)ろう

噛みついて

この快楽を放さない

抱き寄せて

お前の熟れた果実を

がむしゃらに

腰のリズムを合わせよう

快楽に

魂を売り渡し