見慣れた道と錆びたおれのジャケット写真

歌詞

見慣れた道と錆びたおれ

NOBU-TA

駐車場に 埃をかぶる車 タイヤの溝は

まだ十分にある 洗車したのは いつだったか

遠い山の稜線は 変わらない

「あいつは都会で 夢を掴んだ」と

風の噂が 耳をかすめる エンジンをかけるのは

決まって コンビニに行くだけの 真夜中

僕はまだ この町を出ていない

なにもなくときだけがすぎてゆく

夕焼けが あぜ道を染めるだけ

フロントガラスに映る 顔 あの頃と 同じ空の下

なにもなく 季節だけが巡ってく

自分だけが 取り残されたまま

カタンゴトンと 遠くの鉄橋

音だけが響き ただ、老いてゆく

シャッターが下りた 商店街 カーラジオから

流行りの歌 空き家が増えた 角のタバコ屋

止まった時計が まだ掛かってる

「いつかはここを出る」と 言っていた

ポケットの鍵を 握りしめながら

祭りのあとの 静けさみたいだ

賑わいを知ってるぶん 寂しくて

なにもなくときだけがすぎてゆく 川面が

きらきら 光るだけ 失うことに 鈍くなって

得たものさえも わからずに

なにもなく 景色だけが変わってく

変わらないように見えて 変わってく

自分だけが この土に根を張り 動けないまま

ただ、老いてゆく

この町が嫌いなわけじゃない

ハンドル握れば どこへでも行ける

わかってるのに アクセルを踏み込めないまま

なにもなくときだけがすぎてゆく

ヘッドライトが 闇を照らしても

いつも戻ってくる 見慣れた道

どこへも行けないまま

なにもなく 時間だけがすぎてゆく

自分だけが 景色に溶け込んで

胸につかえた 乾いた焦り ただ、

老いてゆく この車と、老いてゆく

  • 作詞者

    NOBU-TA

  • 作曲者

    NOBU-TA

  • ミキシングエンジニア

    SUNO AI

  • ボーカル

    SUNO AI

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