歌詞

知らないふりした教室の端

誰にも見せなかったノートの中

焦がれるだけで届かない

でも、何度もそこに手を伸ばした

うまくやるやつが眩しくて

悔しさだけがポケットの中

あの日描いた未来予想図は

折りたたまれたまま、くしゃくしゃだった

誰かと比べるたびに

ひとつずつ自分を捨てた

それでもまだ胸の奥

消えてないものがある

間違いだらけの毎日が

昨日より少し遠く見えた

泣き虫のままでもいい

逃げ出したって始まる未来がある

当たり前になれなかったこと

その全部が今を支えてる

夢の続きがあるなら

転がるようにでも進んでいける

誰かの声を真似た日々

本音なんてどこかに置き忘れた

“勝てる夢”じゃなくて

“叶えたい夢”を選びたかった

期待されない自由より

信じたくて傷つく方が

ほんの一瞬でいいから

自分でいられる気がした

正解のない地図の上で

ただがむしゃらに走っていた

名前もない努力たちが

悔し涙の下で光ってた

あと一歩届かなくても

心が前を向いてるなら

終わりなんてまだ来ない

何度だってスタートできる

転んだ泥にまみれても

笑われることにも慣れてきた

それでもまだ走れるのは

あの日の僕が嘘じゃないから

ひとりぼっちで描いた夢

それが今もここにあるなら

始まり続ける日々ごと

信じてみてもいいと思えた