Lyric

古びた映画に

描き足された

僕はただ

塗りつぶされたかった

途方もない時に

息を殺してた

彷徨い疲れて

泣き方も忘れてた

神様

知りたくもない

秘密を

消せたら　ねえ

ずぶ濡れの紙飛行機みたいに

届かない空に夢を見ていた

迷子のままで良かった筈なのに

誰かが不躾にノックする

見慣れた景色に

無いものねだりを

曖昧な記憶が

少しずつ腫れていく

神様

知りたくもない

秘密を

消せたら　ねえ

ずぶ濡れの紙飛行機みたいに

届かない空に夢を見ていた

明けない夜を数え疲れた

生傷だらけの君が笑って

破れかけの僕を見つけてよ

少しずつ乾かしてくれたら

いいな