あたら凪のジャケット写真

歌詞

あたら凪

きっとわかる夜

路傍に落ちる木漏れ日に黄昏れ

緑道に落とす影二つ

畝道を歩くスピードを

心音が追い抜いていく

今気づいたら僕のレンズの渦が止まって

吹く風に胸が詰まってる

体温が溶けた風が凪いで

茜さす陽が頬に一つ

その時思いついたこと

言葉さえ追い抜いていく

わからないなら

わからないものさえも残したい

吹く風に 揺らいでしまうから

君の声の振動を纏って

橙色の反射を湛えて

息ができないほど澄んだ空気が愛おしくて

語尾の淡い含みを切り取って

打ち解け弛むその線を追った

言葉で語れないこの瞬きをどこに仕舞えばいい?

教えてよ

たわいもない言葉を声で追って

綻ぶ顔に 心二つ

どれだけ言葉を選んでも

ポジに君を写し焼いても

明日がどうとか、色褪せるとか

なんかよぎって

「愛しい」と書いて「かなしい」と読む

その理由がほんの間隙の中で見え隠れしている

心音が早くなって その芽は大きくなって

立ち尽くすことを強いる

春霞む空の枠をなぞって

風滑る頬の熱を測った

声が出せないほど凪いだ空気が愛おしくて

萌黄の野が今風に靡いて

笑う声に葉擦れが重なった

フィルムに残せないこの感傷にどこで浸ればいい?

教えてよ

君のその佇まいも話す声も笑い方も

今は全く頭に入ってないんだごめん

ただ、根拠はないのに考えてしまう

"愛おしいこの時をいつまで守れるか"なんて

情けないよね。

思い出になれば褪せてしまうし

言葉にしても行間は濁る

哀しくて 愛しくて 遣る瀬無いよな

君の声の振動を纏って橙色の反射を湛えて

息ができないほど澄んだ空気が愛おしくて

言い足りないことしかもうなくて

この手で掬えないものばかりだ

言葉で語れないこの瞬きをどこに仕舞えばいい?

教えてよ

  • 作詞者

    きっとわかる夜

  • 作曲者

    きっとわかる夜

  • プロデューサー

    きっとわかる夜

  • ギター

    ハヤミ, 筒井陸斗

  • ベースギター

    ハラダ

  • ドラム

    オオエヒデアキ

  • ボーカル

    ハヤミ

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    あたら凪

    きっとわかる夜

2026年10月に始動した音楽プロジェクト「きっとわかる夜」の1st Single『あたら凪』です。

Vo.Gt./Composerのハヤミがサポートメンバーとともに作り上げた、疾走感と儚さが共存するロックチューンです。楽曲のリリースと同時にYouTubeチャンネルでミュージックビデオも公開。

タイトルの「あたら」は、『万葉集』にも用例が見られる古語「あたらし」に由来し、「惜しい」「もったいない」といった思いを表します。本作では、錯綜する思考の渦が凪いだその瞬間に、胸に焼き付いた愛しさとその余韻に宿る惜しさが詩的に描かれています。

緻密な情景描写と内省的なリリック、そしてハヤミの音楽的ルーツである2000年代から2010年代にかけてのロックシーンを彷彿とさせるギターサウンド。それらが織りなす、詩的で脆い世界観が本作の大きな特徴です。

アーティスト情報

  • きっとわかる夜

    2026年10月1日始動。 きっとわかる夜はGt.Vo./Composerハヤミとサポートメンバーによるロックバンド形態の音楽プロジェクトです。 人間の深い内面と洞察に焦点を当てた歌詞を、 2000年代から2010年代にかけてのロックシーンを彷彿とさせるギターサウンドにのせて物語を紡ぎます。

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