毛先の位置にも見慣れてしまい
お喋りも億劫だよ
今よそ見をしたのは気付いているよ
声が遠くへ行った
新しいあそび見つけないと
つまらなくなっちゃうね
占いで厳しいこと言われた日が
いちばん良い日だったよ
犬が唸る
怖がりはバレている
逃げちゃいけない
ただそこを通るだけ
犬が吠える
手袋の毛玉を
取りながら愚痴だとか
聞いてあげよう
自転車を漕いでいた
住む街を走る
見つけた小さい神社
通り抜ける私と
ざわめく木々の
影があまりにも違いました
せっかくの言葉も
上手く使えない
口をついて出る戯言
無理をして優しいふりをしてるだけ
空元気も疲れたね
風が唸る
新しい街へと
運んでいくよ
微塵も悲しくない
さらば私の
水色の部屋よ
疲れたら座ればいい
簡単だった
夢のような時間は
紙風船みたい
触りすぎて穴があいた
変わりたくない
忘れたくない
手放せないままさ
髪をほどく
無くしたものは
泣いたって戻らない
歌うだけの私
橋を渡る
胸騒ぎ抑えて
新しい街の
風を受けている
- 作詞
ミレーの枕子
- 作曲
ミレーの枕子
ミレーの枕子 の“片をつける”を
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