

また一つ嘘をついて
今日も笑っているよ
何もなかったかのように
煙草の灰が落ちて
街は汚れてくよ
雨に溶けていくように
また一つ歳をとって
罪が嵩んでくよ
何も許されないまま
いつか誰か気づいて
慰めてくれる日を待つだけ
この手では届かない
この目では捉えない
この声は届かない
この足では及ばない
この指じゃ契れない
この爪じゃ触れない
その全てが乞う
どうして私なの
戦争で子供達が死んでも
私は涙も流せない
肌の色に殺された彼を
愛していた人すら救えない
拳銃を向けられたとしても
へらへらして膝をついては笑い
疫病に倒れても
将来の希望を誰かに語ってるだろう
想像力に欠けている私は
悲しむ権利もないから
せめて誰にも見えないところで
静かに時間を稼ぐから
許して
許して欲しい
この手では届かない
この目では捉えない
この声は届かない
この足では及ばない
この指じゃ契れない
この爪じゃ触れない
その全てが乞う
どうして私なの
また一つ嘘をついて
今日も笑っているよ
何もなかったかのように
- 作詞者
Joseph Gen
- 作曲者
Joseph Gen
- レコーディングエンジニア
Ayaka Toki
- ミキシングエンジニア
Ayaka Toki
- マスタリングエンジニア
kimken studio
- ギター
Joseph Gen, Yuto Yoneya
- ベースギター
Shunsuke Sato
- ドラム
Sho Sato
- ボーカル
Joseph Gen
- ピアノ
Mizore
- プログラミング
Joseph Gen

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ストリーミング / ダウンロード
- 1
鬱血
fulusu
- 2
鳳蝶と夜蛾
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- 3
炎天
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- 4
霖
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- 5
何者 (feat. samayuzame)
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- 6
絶海 (feat. Tadano Kaede)
fulusu
- 7
不足
fulusu
- ⚫︎
乞う身体
fulusu
『賛美に疼く痣』
この作品で彼らが提示したのは、“孤独”や“痛み”からでしか形成し難い、ひとつの祈りのかたち
アーティスト情報
fulusu
東京で活動する4ピースバンド。1st EP "Chapter: Scientists"が高い評価を浴び、海外を中心にリスナーを獲得。留学していたボーカルJoseph Genの帰国後から新体制での活動をスタートさせ、初の流通盤となるMini Album "The Nativity"では再度高い評価を受ける。2021年暮れには"Chapter: Nearend"をリリースし、レコ発企画として行ったワンマンライブでは「公開作曲&即演奏」や「過去曲全曲披露」などが話題を呼び、ソールドアウトを達成した。
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