今日はここまで 帰りましょ
勝って嬉しくても 負けて悔しくても
今日はここまで さようなら
もーいいかい
胡麻味噌すって疲れるのは
もーいいかい
おせんべはもう焼けたかな
もーいいかい
もーいいよ
見つけてくれるの を待つのは
もーいいよ
みーっけ みーっけた
今日はここまで 帰りましょ
押しても押されても あったかい
今日はここまで また明日
明日の喜びは明日にとっておこう
明日の悲しみも明日にとっておこう
明日の今日を目を塞いでよく見よう
手のなるる方へ
路地裏の暗がり裏庭通り抜けたら
サザンカの生垣くぐって朱色の鳥居の陰
狐の嫁入りキツツキ広場で狸大宴会
小さな祠で口無し地蔵が語り出す
本当は見つかりたいんだ
本当はつかまりたいんだ
あの娘の手はいつもあたたかい
だけどほっぺは冷たいんだ
ポストのかど白壁で行き止まり
あの娘の気配が近づいてくる
だけどまだ見つかりたくないんだ
もう少し もう少しこのままで
このままでいたいから
もーいいかい
もーいいよ
見つけてくれるのを待つのは
もーいいよ
みーっけ みーっけた
今日はここまで 帰りましょ
- 作詞
文明こよみ, 沙治尽九
- 作曲
文明こよみ, 沙治尽九
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手のなる方へ
栗金団
楽器やトラック数を最小限に削ぎ落とし、シンプルで力強いロックに回帰した栗金団シングル４作目。何故か子どもの遊び「かくれんぼ」や「鬼ごっこ」がテーマとなっているが、聴けば違和感なく曲の世界に引き込まれるだろう。子どものころ遊びながら感じたワクワク感、楽しみや悔しさ、また心の矛盾やちょっとした恐怖感は、実は大人になってもそんなに変わっていないのだから。
アーティスト情報
栗金団
栗金団(くりきんとん)は沙治尽九と文明こよみのユニット。沙治尽九は、SAZZ名での自作三線弾き語り即興歌がSNS上でよく知られ、ブルースやラップ指向でDTMもこなす。一方の文明こよみは、童謡にも通じる純粋な感性と穏やかな歌声で独自の世界をオリジナル曲で表し続け、積極的な路上活動も。そんな二人がお互いの音楽性に惹かれ、共に楽しく曲を作り、それを多くの人と分かち合いたいと楽しみを楽しむユニット、栗金団を結成。二人の身の回りの音を共有しながら発想する独創的な曲作りで、まずはアルバム制作を目指して活動が始まった。
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