Lyric

隣にあなたがいた空気

窓の隙間から

夜にこぼれてく

夜中に音をたてる

ドアに顔上げて

カランコロン空き缶

虚しくこだまする

つけたままの

テレビのチャンネル

あなたとみてた

ドラマはもう

最終回なんだね

いつのまにか二人

ヒラリハラリと

枯れていって

もう元へは戻れない

あなたがテーブルに

残したシチューも

冷蔵庫で腐ってく

好きでもなかった曲を

聴きはじめた

あなたの趣味を

かえたのは誰？

全部捨てたと

伝えた思い出は

ダンボールいれて

部屋の隅に

今も置いてあるよ

いつのまにか二人

カラリコロリと

かわいていって

もう元へは戻れない

あなたが心に

残した傷跡は

二度と

治らないのに

風邪を理由に

バイトを休んだ

あなたはバイトを

休んではいないだろう

一歩歩けば

思い出してしまうから

立ち止まれども

思い出の中

閉じ込められてく

いつのまにか二人

ヒラリハラリと

枯れていって

もう元へは戻れない

雨は打ちつけ

長い悲しみの後を

描くことも出来なくて

手を繋いで見上げた空は

雲ひとつない青空だった

あなただけに見えていた

空に架かる次の虹