男なんて、煙のあとさのジャケット写真

歌詞

銀座五丁目、恋は閉店

夏目そら

ネオンがひとつ また消えて

最後のグラスが音を立てる

マスター もう一杯だけ

恋のおかわりは ないけれど

「君だけだよ」と言うたびに

煙草の煙が笑ってる

背広は立派でも その中は

小銭みたいな男ね

時計ばかりを気にしてる

終電よりも帰りたいの?

女の時間を盗むなら

もう少し上手にしてよ

夢を語るのは上手でも

財布はいつでも風まかせ

恋の勘定 払えないなら

最初から座らないで

銀座五丁目 恋は閉店

暖簾を下ろしたあたしです

「また会おうね」は聞き飽きた

サービス時間は終わりました

銀座五丁目 恋は閉店

お釣りは未練でいいでしょう

男なんて 春の煙

風が吹いたら消えるだけ

店の隅では

古い柱時計が十二時を告げる

ママは黙ってグラスを磨き

「また似た男だったね」

そのひと言で

店中が少し笑った

若い頃なら泣いたでしょう

追いかける恋もしたでしょう

だけど今では見る目くらい

少しは育ったみたい

口先ばかり甘い人

砂糖菓子なら溶けるだけ

人生まで預けるほど

あたしも暇じゃないのよ

恋はするもの

すがるものじゃない

女は一人でも

ちゃんと花になれる

銀座五丁目 恋は閉店

最後のネオンが消えるころ

涙の代わりに赤い口紅

鏡の前で引き直す

銀座五丁目 恋は閉店

次の恋まで歌いましょう

男なんて 煙のあと

あたしは今日も

胸を張って生きてゆく

店の扉が静かに閉まり

朝の風が

頬を撫でてゆく

恋は終わっても

歌は終わらない……

  • 作詞者

    夏目そら

  • 作曲者

    夏目そら

  • ミキシングエンジニア

    夏目そら

  • ギター

    ポン汰

  • ドラム

    ポン汰

  • ボーカル

    ポン汰

  • ピアノ

    ポン汰

  • サックス

    ポン汰

  • その他の楽器

    ポン汰

男なんて、煙のあとさのジャケット写真

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夢を語っては消えていく男たち。
その背中を見送りながらも、女は今日も口紅を引き、歌い続ける。

笑って、泣いて、恋をして。
それでも最後に笑うのは、きっと女。

昭和のジャズ歌謡とブルースの香りをまとった、大人のための10篇の物語。

アーティスト情報

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