

赤いネオンが灯るころ
店の扉が開いてゆく
今夜も誰かが恋をして
誰かが嘘を置いてゆく
「君しかいない」
その台詞
昨日は誰に言ったのかしら
グラスの縁に口を寄せ
笑えば皺まで色男
背広の匂いも香水も
朝には風へ溶けるだけ
名前を聞いても明日には
思い出せない人ばかり
ネオンは毎晩
同じ場所で光るけど
男は毎晩
違う夢を語るのね
ネオンは男を覚えない
光るたびに恋を見送る
愛してるより「また今度」
その言葉には飽きたのよ
ネオンは男を覚えない
だけど女は忘れない
泣いた夜さえ歌になる
だから今日も笑えるの
閉店間際のキャバレー
ステージの花が少しうつむく
ママは黙って椅子を並べ
窓の向こうでは
始発電車が走り出す
夜が終われば
街は何事もなかったように
朝を迎える
若い頃なら本気でも
今じゃ笑って聞き流す
甘い言葉は砂時計
ひっくり返れば終わるもの
恋をするたび覚えたの
信じることもほどほどに
口紅だけは塗り直し
鏡の前で胸を張る
男は武勇伝
女は思い出
どちらが綺麗か
朝日が知っている
ネオンは男を覚えない
だから街は今日も綺麗
別れ話も口づけも
夜風が連れて行くから
ネオンは男を覚えない
だけど私は歌い続ける
恋に負けても夢は負けない
女は今日も花になる
ネオンが消えて朝が来ても
心の灯りは消さないわ
赤いネオンが消えるころ
鏡に映るあたしへ微笑む
「また今夜ね」
そのひと言だけ残して
ヒールを鳴らし
朝の街へ歩いてゆく……
- 作詞者
夏目そら
- 作曲者
夏目そら
- ミキシングエンジニア
夏目そら
- ギター
ポン汰
- ドラム
ポン汰
- ボーカル
ポン汰
- ピアノ
ポン汰
- サックス
ポン汰
- その他の楽器
ポン汰

夏目そら の“ネオンは男を覚えない”を
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ストリーミング / ダウンロード
- 1
銀座五丁目、恋は閉店
夏目そら
- 2
雨粒は男を映さない
夏目そら
- 3
最後のマッチはあげない
夏目そら
- 4
夜風は嘘を知っている
夏目そら
- ⚫︎
ネオンは男を覚えない
夏目そら
- 6
グラス越しのさようなら
夏目そら
- 7
恋より先に朝が来る
夏目そら
- 8
あんたの嘘に乾杯
夏目そら
- 9
煙草より早く冷めた恋
夏目そら
- 10
口紅は昨日を知らない
夏目そら
夢を語っては消えていく男たち。
その背中を見送りながらも、女は今日も口紅を引き、歌い続ける。
笑って、泣いて、恋をして。
それでも最後に笑うのは、きっと女。
昭和のジャズ歌謡とブルースの香りをまとった、大人のための10篇の物語。
アーティスト情報
夏目そら
日本の伝統美と現代のエレクトロサウンドを融合させた音楽を制作するアーティスト。和楽器×エレクトロ、ボカロ×幻想的なメロディを得意とし、幽玄で切ない世界観を楽曲に込める。TuneCoreを通じて、より多くの人に音楽を届けたいと思っています。
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