

マッチの火が
静かな夜を照らす
煙がゆっくり
天井へ溶けてゆく
誰もいないステージで
ピアノだけが
今日を覚えている
「また来るよ」と手を振って
背中だけ置いて行った人
椅子の温もり冷めるより
恋のほうが早かった
グラスの縁に残る紅
指でなぞれば苦い味
思い出なんて振り返れば
煙と同じ形ね
幸せだったと
言える夜があるなら
別れもきっと
悪くはないでしょう
煙草より早く冷めた恋
燃え尽きる暇もなかったわ
「愛してる」より「また今度」
その言葉が多すぎた
煙草より早く冷めた恋
灰になれたら楽なのに
胸のどこかで
まだ少しだけ
火が残っているみたい
時計は午前二時を回る
マスターは黙って
カウンターの灯りを少し落とした
外では風が
古い映画のポスターを揺らしている
街は眠らず
恋だけが静かに終わっていく
若い頃なら泣きながら
名前を何度も呼んだでしょう
今じゃ思い出ありがとうと
胸の中だけで呟くの
恋は短い旅だった
だけど景色は綺麗だった
あなたが残した優しさも
私の歌になるから
男は煙を
空へ逃がしてゆく
女は涙を
歌へ変えてゆく
煙草より早く冷めた恋
それでも恋してよかったわ
傷つくことも人生なら
笑える日まで歩きたい
煙草より早く冷めた恋
最後の煙を見送りながら
赤い口紅
鏡に映して
また新しい朝を待つ
恋は終わっても
歌は終わらない
だから私は
今日も歌うの……
灰皿の中に
小さな煙が消えてゆく
窓の外では
朝焼けが街を染めている
ヒールを鳴らし
扉を開ければ
新しい風が
私を迎えてくれた……
- 作詞者
夏目そら
- 作曲者
夏目そら
- ミキシングエンジニア
夏目そら
- ギター
ポン汰
- ドラム
ポン汰
- ボーカル
ポン汰
- ピアノ
ポン汰
- サックス
ポン汰
- その他の楽器
ポン汰

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ストリーミング / ダウンロード
- 1
銀座五丁目、恋は閉店
夏目そら
- 2
雨粒は男を映さない
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- 3
最後のマッチはあげない
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- 4
夜風は嘘を知っている
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- 5
ネオンは男を覚えない
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- 6
グラス越しのさようなら
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- 7
恋より先に朝が来る
夏目そら
- 8
あんたの嘘に乾杯
夏目そら
- ⚫︎
煙草より早く冷めた恋
夏目そら
- 10
口紅は昨日を知らない
夏目そら
夢を語っては消えていく男たち。
その背中を見送りながらも、女は今日も口紅を引き、歌い続ける。
笑って、泣いて、恋をして。
それでも最後に笑うのは、きっと女。
昭和のジャズ歌謡とブルースの香りをまとった、大人のための10篇の物語。
アーティスト情報
夏目そら
日本の伝統美と現代のエレクトロサウンドを融合させた音楽を制作するアーティスト。和楽器×エレクトロ、ボカロ×幻想的なメロディを得意とし、幽玄で切ない世界観を楽曲に込める。TuneCoreを通じて、より多くの人に音楽を届けたいと思っています。
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