男なんて、煙のあとさのジャケット写真

歌詞

口紅は昨日を知らない

夏目そら

鏡の灯りが そっと点けば

眠らぬ街も 息をつく

ブラシの音が 静かに響き

新しい夜が 始まってゆく

昨夜の涙を知るのは

枕と月だけでいいの

「幸せにする」と言うたびに

幸せだけが逃げてった

男は季節の風みたい

吹いては消える旅人ね

だけど私は根を張って

この街で歌い続ける

恋が終われば

心も終わるなんて

そんな弱さは

もう卒業したのよ

口紅は昨日を知らない

今日という日を彩るだけ

泣いた数だけ艶を増して

女は綺麗になるものよ

口紅は昨日を知らない

鏡の中で微笑めば

恋も涙も人生さえも

歌になって花になる

客席の灯りが落ち

テナーサックスが

ゆっくり夜を包み込む

拍手は静かに広がり

幕の向こうでは

また新しい一日が待っている

若さだけでは歌えない

夜の匂いも知ったから

別れの数を数えるより

出会いを信じていたいの

ヒールの音が鳴るたびに

昨日の影は遠ざかる

胸を張って歩くたび

明日が少し近くなる

男は昔を

勲章みたいに語るけど

女は明日を

口紅で描いてゆく

口紅は昨日を知らない

だから今日から始めましょう

愛した夜も 泣いた夜も

私の歌の一節よ

口紅は昨日を知らない

ネオンが消えて朝が来ても

この声だけは色褪せない

笑って歌い続けるわ

恋は終わっても

夢は終わらない

私は今日も

私を愛して生きてゆく

鏡の前で

そっと口紅を引く

「お待たせしました」

そのひと言で

スポットライトが灯る

今日も私は

歌い続ける……

  • 作詞者

    夏目そら

  • 作曲者

    夏目そら

  • ミキシングエンジニア

    夏目そら

  • ギター

    ポン汰

  • ドラム

    ポン汰

  • ボーカル

    ポン汰

  • ピアノ

    ポン汰

  • サックス

    ポン汰

  • その他の楽器

    ポン汰

男なんて、煙のあとさのジャケット写真

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夢を語っては消えていく男たち。
その背中を見送りながらも、女は今日も口紅を引き、歌い続ける。

笑って、泣いて、恋をして。
それでも最後に笑うのは、きっと女。

昭和のジャズ歌謡とブルースの香りをまとった、大人のための10篇の物語。

アーティスト情報

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