雨の所為にした。のジャケット写真

歌詞

形在れば

虚箱

未だ止まぬ雨 寝転ぶ儘、貴方の形を思い出している。

薄暗い部屋で淡く光り 部屋の隅に影落とす

君に出逢って初めて貰ったその、古びたランプを見ていた。

透明な檻に閉ざされて 頭に浮かんだ、その感情を

捨てる場所さえも 失くしてた 私の心にそっと突き刺す。

形在れば、愛の一つなんて

雨が上がれば忘れて 何時もの様に歩けたのに。

窓に打ち付ける耳障りな雨音 貴方の形が揺らぐ

宛も無いまま彷徨い続け 途方に暮れた時に

傍で貴方だけが傘を差し続けて、守り続けてくれていた。

透明な檻を飛び出して 何もかも全て、ぐしゃぐしゃにして

私を惑わす貴方等、居なくなればいい。 そんな嘘すら

形在れば、言葉一つだって

こんなに嘘に塗れる事など無いと思っても

君は、雨に溶けて消えた。

この雨が上がった時 貴方に別れを告げよう。

  • 作詞

    虚箱

  • 作曲

    虚箱

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新人ボカロP「虚箱」の1st EP。
「雨」をテーマにし、インターネットにMVが公開されている「人無」「雨の所為にした。」の他、アルバム限定曲「形在れば」、オープニング曲「前奏「雨兆し」」の計4曲を収録。

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