歌詞

SMIRE『雫のむこうに』

——愛が、雨を越えて、光になる。

季節は梅雨。
静かに降る雨の中で交わされた、たった一言の「そばにいるよ」。
その言葉が、どれだけ心を救ってくれただろう。

SMIREが贈る珠玉のバラード『雫のむこうに』は、
雨に包まれた一瞬のぬくもりが、永遠の記憶になることを描いた、
“涙と光のラブストーリー”。
ピアノとストリングスが丁寧に織りなすサウンド、
そしてSMIREの繊細でまっすぐな歌声が、
聴く人の心をそっと包み込みます。


---

■ 雨の中で、あなたの温度を知った

> 「そっと触れた　手のひらから
あなたの温度が　胸に落ちた」



この曲は、静かな雨音から始まります。
傘の下、ふたりだけの世界。
言葉よりも深く、肌で感じたぬくもりが、心を揺らす。

その一瞬が、どれだけ長く心に残るのか。
そんな雨の記憶が、イントロから一気に世界を染め上げます。


---

■ 「そばにいるよ」ただ、それだけでよかった

> 「泣きたくなるほど　優しい声で
『そばにいるよ』って　言ってほしいだけ」



誰かの言葉にすがりたいほど心が揺れる夜、
雨音にまぎれるように、心の中の願いがこぼれていく。
それでも、あの人がそばにいてくれる。
その確かさがあれば、前を向ける。


---

■ 雨が過ぎれば、きっと光が差す

> 「この雫の向こうに　未来があると
信じさせてくれた　あなたの声」



サビでは、雨を超えた“その先”の未来が描かれます。
悲しみの涙か、それとも嬉しさの涙か。
すべてを含んだ「雫」が、光の粒になって未来を照らす。
だから歩ける。
どんな風が吹いても、離さないその手があれば。


---

■ あなたと出会って、私は“私”になれた

> 「あなたと出会って　私になった
それが奇跡だった」



Bridgeでは、感情のピークを迎えます。
自分を変えてくれた人、
自分という存在を肯定してくれた人。
その存在が“奇跡”だったと、ようやく言える強さ。

このフレーズに込められた“自己肯定と感謝”は、聴く人すべてに重なる感情です。


---

■ 雨上がりの空に、永遠よりも輝く笑顔

> 「涙のあとに　咲いた笑顔が
永遠よりも　輝いてる」



「永遠」ではないからこそ、今が大切。
その刹那に咲いた笑顔が、どんな未来よりも価値がある。
雨の中で育まれたふたりの関係は、時間を超えて光になるのです。


---

■ アレンジ・構成のこだわり

・ 前半は ピアノと繊細なストリングスを中心に、
  “傘の中の世界”のような親密さを演出。
・ サビでは オーケストラのような壮大な展開に一気に広がり、
  雨の向こうにある希望の光を視覚的に描き出します。
・ SMIREのボーカルは 透明感と情熱を両立。
  甘くて優しいファルセットから、力強く心を貫くストレートな歌声まで、
  “声そのものが感情”となって届く構成になっています。


---

■ こんな人に、ぜひ聴いてほしい

・ 雨の日にふと、誰かを思い出す人
・ 傷ついた心を、音楽で癒したい人
・ たったひとつの言葉に、救われた経験がある人
・ 離れてしまった誰かとの“記憶”を大切にしている人

この曲は、「切なさ」と「やさしさ」が共にある、
“濡れた心を抱きしめてくれる”一曲です。


---

■ 『雫のむこうに』が伝えたいこと

この楽曲が伝えるのは、
「別れ」や「終わり」ではなく、
“ぬくもりの記憶”が、今もちゃんと自分を支えているという希望。

雨が止んだその先に、
きっと、また笑い合える日があると信じられる――
そんな静かで、でも確かな“光”を描いています。


---

SMIRE – 雫のむこうに

この雨の先に、あなたがいてくれること。
それが、私の未来になる。

どんなに遠くても、どんなに静かでも、
“本当に大切なもの”は、雫のむこうにちゃんとある。

この曲が、あなたの心に静かに寄り添いますように。