歌詞

小さな黒猫が

くしゃみをして春を待っている

僕はそれを愛おしく思って

そっと触れてみる 逃げられる

思い返せば遠く

来てしまったような気がして

それでも立ち止まっているような

不思議な感覚にむせ返る

Take1　台詞を間違える

Take2　途中で笑ってしまう

Take3　正しいだけでつまらない

Take4　この時間が続けばいいと思う

完成はしない

反省もできない

この映画のシナリオは

まるで恋のような正しさと

間違いにあふれている

美しくはない

完璧でもない

それでも撮り続けている

フィクションでも

ドキュメンタリーでもない

僕の、僕のためだけの映画だ