歌詞

冷たい夜に溶けてゆく声

誰にも届かない叫びの果て

見えない明日に怯えていた

ガラスの心に突き刺さる痛み

暗闇が包む街角で

孤独な影が寄り添うように

逃げ場もないこの場所で

ただ、闇に身を任せた

何もかもが嘘だと知っても

求め続ける意味はまだあるか

壊れかけた夢のカケラを

この手に、握りしめたままで

震える指先に絡まる影

偽りの微笑みに隠した傷

忘れたい過去が絡みついて

傷つくことさえ麻痺していく

叫び続けるこの声さえ

誰にも届かない幻か

闇が全てを飲み込んで

もう、消え去ってしまうのか

何もかもが消え去るその前に

この命が意味を持つのならば

破れた約束の残響を

心に、焼き付けたままで

冷たい雨が心を濡らす

失われたままの希望のかけら

誰もが見て見ぬふりをして

暗闇に身を委ねていく

終わりのないこの痛みを

抱きしめることもできずに

ただ、消え去る瞬間を待って

何もかもが滲んでいく

何もかもが壊れた世界で

それでも手を伸ばし続けた

偽りの愛に溺れた日々も

この胸に、刻まれたままで

夜の影に飲み込まれたまま

もう戻れない道の先で

闇の中、揺れる光を

求めて、彷徨い続ける