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2011 年夏、志人はTriune Gods としての活動で慣れ親しんだカナダ、モントリオールへ再び渡った。志人が探求する趣深い日本語表現と歌声は、国境を越えて聞く者を魅了し、モントリオールのアーティスト達の創作意欲を刺激した。彼らとの生活やセッションの果てに創り上げたこのアルバム「発酵人間」は、志人の人生観が様々な楽曲で描き出されており、自身のキャリアを振り返っても「一生に一枚」と言っても過言ではない位置付けにあるという。
トレンドから一線を引いたその独特の言葉とサウンドの響きは存在感を保ち色褪せることなくリスナーを刺激し続けている。「産み出す者」同士が共鳴し合い一つの到達点を迎えたのだ。各々が強固なオリジナリティーを持つが故に迎合ではなく高い地点での融合を見せる傑作となった。志人の内省的だが決して独りよがりではない歌詞は深層心理を抉り、闇から光へと歩を止めない人々の道となり、モントリオールのアーティスト達が創りだした音はその道筋に強固な骨組みを形成する。流行り廃れることから離れ「発酵人間」は此れからも醸成され続けていく。
ジャケットアートワーク、歌詞カードブックレットには、志人の敬愛する写真家ジュンク西村氏の写真を掲載。ファインダーによって切り取られフィルムから滲み出る人間味は強烈に「発酵人間」を表している。