蝉の羽に火をつける
激しく光放ってる
キリンが獲物狙ってる時に見せる
眼光のような激しい光で
目を背けた間に
気づいたらそれ既に
電源を落とした画面みたいに
黒くなっていた
火はまだ青い
俺は今何にでも火をつけれる
自由、脱皮後の蝉のようです
さっき火をつけた蝉のように
孤独で残忍
不条理で自由です
だから俺はお前の哀しみに
火をつけて暖まりたい、日々
衝動が美徳で憎しみが不徳だと言うお前は
よく燃える
火をつけないと
火をつけないと
火をつけ忘れたところはないか
お前はただ一輪の花が
欲しかっただけなの
だから衝動が美徳だなんて
思いたかった訳ではないからね
両親から貰った脳みそが
俺にそう思わせるどうにも
孤独で残忍なお前は
他人の価値観にはめられるのを嫌うの
火をつけないと
火をつけないと
火をつけ忘れたところはないか
自分の思う悪と他人の思う悪、違うこと
それを想像しない他人を必要以上にあしらい
利己的であることから目を逸らすあいつをまた
俺は心の底から軽蔑するよ
殊更選民思想の強いお前
踏むべき過程飛ばしてるだけ
反復を掻い潜るお前の浅ましさを
お前の乾いた喉を潤そうとすることを
その人間の魂胆を
俺は知っているよ
ちゃんと
- 作詞
虎太朗
- 作曲
虎太朗
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