主の祈りDesperado
都合いい時つける煙草
文字が書けない時があるの
情けない
死んだ昆虫の足みたいな文字
診断書数枚書いたあの日
空に見えた雲が脳と同じ動きしてた
先生と話した 俺ら大きな命だ
生地に塗った蜜みたいにため息出る
義務みたいに今日も降る雨
傘をさすキリンの群れ
俺は途中の人で濡れた尻尾を振ってる
朝も夜も眠れないメンフクロウの欠伸
海綿を握るように産毛が絡まり
心臓やがて止まり
楽しい時笑い
弱さを誤魔化し
帰り道足の皮が剥がれた
靴のサイズ測れば明らかに俺に合わん靴でさ
コンクリートでズタボロになった落ちた果物のように剥がれた
足の皮が剥がれた
主の祈りDesperado
都合いい時つける煙草
尖った刀持った
こめかみの肉抉った
精神の熱さたるや
冷たく静かな体
誰も孤独には勝てない
胸の奥はわからない
何も感じないし
何も感じたくもない
虫みたいな文字も
たとえ俺が途中の人でも
靴のサイズ合わなくても
何も感じなくても
不条理にも何故か今も時計の針は進む
誰かが投げ捨てた小さな火がこの星を包む
俺はその時を生きる
欠けた月みたいに生きる
届かない送り物みたいに
君の繰言
俺は北へ向かうよ
ただ一人で向かうよ
もう見れない夕景
それが俺の粛清
この胸の高鳴りがその流れる川、谷や空、海
その他の運命作ってるのだ
「粛清」
俺はそれを知ってる
君もそれを知ってる
吹いた風が回してる
ターンテーブル回してる
主の祈りDesperado
都合いい時つける煙草
- 作詞
虎太朗
- 作曲
虎太朗
虎太朗 の“PUSH”を
音楽配信サービスで聴く
ストリーミング / ダウンロード