Lyric

果てない失意の底

祈りを捧げた身は焼き尽くされ

非業に溺れる君

二人に降り積もるのは希望の灰

些細な夢、祝福

寄り添い合う事さえ許されない

普遍ばかりを誇示し異端と厭う

誰もが与えられた玩具で

満ち足りた世界

秘密の恋

結わえた血の滲む糸

現の枷

もう私を拒みはしない

快楽の檻

今、願いは腐食した

白日を埋めてゆく

幸せには届かないと嗤う君

掠れる声

きつく強く抱きしめても

遠いあの日に忘れてきた

叶わない永遠をもう一度教えて

余るほど今、愛して

君の隣は温かくて

切なくて痛いの

愛に辿り付けない

此処に先は無い

優しい君

無力な私を

どうか——————

私の罪

私の罰

望む愛

欠けはじめる君との時間に残せない

体温を奪う唇に

渇いた恋と嘘を忍ばせて

他人の声に

沈む君の寂しさを救えるなら

道義なんて必要無い

美しくても醜くても

例えば禁じられた運命でも

「契りを初めましょう」

君がまた運命に泣く前に