Lyric

ありふれた幸せを 人は人に願う

無慈悲なものだ 自分はそれ以上を求めているのに

よりよい明日を願う 今日よりも 昨日よりも

際限ないほどに 幸せの定義を狭めてゆく

認められること 求められること 愛されること すべて

大切なことだと思う

ただ一度くらい僕は僕を愛してみたいと思ったんだ

仮初を重ねて歩いてきた人生

未来が憂いの眼でこちらを見詰めている

勝者すらも怯えているこの街の片隅

未だ来ぬ不幸に震えながら生きている

もう充分だ たくさんだ もう限界だ なんて

口にする筈もなく 今日も汗をかく

ただ一度くらいそんな僕を愛してみたいと思ったんだ

歩き慣れた道に背を向けて歩き出す

迷いながら 迷いながら

認められること 求められること 愛されること すべて

大切なことだと思う

ただ ただの一度くらい 僕は

僕を愛してみたいと思ったんだ