サフラン色の水平線 君はたばこをくわえて
その向こうを見ていた
この腕の小さな傷は子どもの頃ので
大切なんだって言ってた
強い風の中を小さな車で
半島は細く伸びて
誰もいない道の消失点 最果ての岬へ
君が生まれた街でこの海は見えるかい
ねじれた木の丘を縫うように走る
思い出も燃えて
暗闇に追われながら
すすきの中を行く 細い道は続く
廃屋に日が落ちて
行き場のない2人の影は消えていくけど
もしも最後の夜がふいに訪れても
僕たちは手を広げて
ここで待とう 静かな海に光が沈む
君が生まれた街でこの海は見えるかい
閉じ込めた痛みも全てが戻る
海鳴りの中で
暗闇に飲まれながら
- 作詞
谷野里空
- 作曲
谷野里空
kulakula の“野付岬”を
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