

風とさえずりの狭間に響く硬い水琴窟の音色
和菓子屋が裏戸に届け給う賓へ贈る土産物
桃源郷への扉開いた茶室で隠れ読む物語
「杯に逆立つ花が手を触れて
さらに香を足す満ちたるものに」
ついに訪れた黒塗りの義士
何度も会釈をやり過ごし
紋章背負って廊下あゆむ
身を装えよと目線爆ぜる
挑発的に微笑んでいる
先人所縁の町並みに揃う垣根越しには苔庭の青
万人の命を守り給う犠牲の上なる決まりごと
「暗闇のかがり火に揺れる影こそが
妙なれけれど灯の有りてこそ」
「夜もすがら…夜もすがら…愛を歌えやたおやかに×
晴れの宴や華やかに尊き長の気雲すら寄らず」
二度と会うことは出来なかった
隠されたとしか思えない
紋章背負って廊下あゆむ
身を装えよと空に聞こゆ
挑発的に微笑んでみる
- 作詞者
小林 十
- 作曲者
小林 十
- プロデューサー
小林 十
- ボーカル
小林 十

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水琴窟物語
小林 十