特急のジャケット写真

歌詞

特急

haberi.

袖に纏ってた

薔薇の甘いシャンプーが

不意に流れ込んだ

風と向こうへ消えた

軋み走り出した

動き出す町並みに

彩りも無く

影が向こうに見えた

星に憧れた

あの高架線も

桜を見つけた

あの公園も

錆に汚れてた

誰かの缶コーヒーは

誰も居なくなってしまった

寂しい窓の外を流れてく

四月の雨

君の長い息の端を

鋭く裂いて

土手に舞う

小さな淡い花の

揺らぎまで散ったんだ

君は何を思うんだろう

春をかけ夜の逃避行

綺麗な星が街を濡らす

冷めた屋根も路地も

君は何を思うんだろう

誰もここまでは来れないさ

今身を寄り添って影を繋ぐ

風の鳴らす夜と

耳を繋いでいた

君の赤いイヤホンは

ずれる鼓動の

音を手繰り寄せた

山に白んでいる

霞む季節の模様が

沈む世界を描き出して

はやる僕たちを静かに眺めている

曲の変わる

僅かな時の中を

二人並べた期待

眠るなら

触れた肩に広げてあげよう

破れたシャツを

君は何を思うんだろう

春をかけ夜の逃避行

綺麗だ星が頬を濡らす

声も袖の端も

いつか今日を話して笑おう

誰もそこまでは来れないさ

闇を切る風が髪を揺らす

ずっとずっとずっと

星は何を歌うのだろう

雨の降る空を渡る月も

僕と混ざり合い影を繋ぐ

涙に暮れた君と

これを今愛と呼べるのなら

すべて素敵だと思えるんだ

さらば過ぎ去った街が溶ける

冷めた屋根も路地も

君のための夜と

  • 作詞者

    haberi.

  • 作曲者

    haberi.

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    特急

    haberi.

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