Lyric

また聞こえた　あの声が

誰もいないはずの夜に

"お前なんて"って

耳元で　笑ってる

鏡に映った私の背後

あれは誰？

わたし？　それとも……影？

「ねぇ　そんなもんかよ」

「まだ足りないんじゃない？」

影が　わたしの言葉を喰いちぎる

正しさなんてどうでもいい

傷が癒えるなら　嘘でもいい

だけど

心の奥　叫んでる

「それ、アタシじゃない」って。

叫んでも　届かない

影に埋もれてく声

誰にも見せない　本音が

自分で見えなくなってく

"わたし"と"アタシ"が　ぶつかって

砕けて　痛くて　でも離せない

この感情が

アタシを生かしてる

心の奥に隠したまま

“見ないふり”してきたもの

ねぇ

あの時、泣いた理由

もう一度　思い出せるかな？

影がまた囁く

「どうせ何も変わらない」

でも・・・

変わるんじゃない

アタシが、変えるんだよ

誰かの言葉に怯えて

自分さえ信じられなくて

でもね

この声は　まだ残ってる

「アタシはアタシでいさせて」

縛られたままの鎖を

喰いちぎって　今、立ち上がる

アタシの足で

選ぶしかないから

あるものすら　気づかないのに

無いものなんて　見つかるわけない

成功だけを追いかけて

失敗を見捨てやがって

……バカみたい。

押しつけてくる奴らは

All those damn voices—

アタシの道には必要ない。

They never had a place on my path

舐めんな！

重なった声が　反響する

「わたし」は「アタシ」になってゆく

何度も　ぶつかりながら

ようやく　自分に還ってく

壊して　壊れて　痛みの中で

やっと　掴んだ　この本音を

もう二度と

手放したくない

影が消えた　夜明け前

残ったのは　わたしの足音だけ