緑のスカーフが風になびく
太陽があと一つあれば
君は振り向いただろうか
この瓶に押し込んだ
記憶の粒が今にも
飛び出しそうさ
それはサイダーみたい
そうだ
ぼくがサイダーを口に
君は現れる
そうだ
このサイダーを飲み干す
ぼくは奪われる
遠くで波音が
微かにするばかり
まるでぼくは
うわの空
窓辺に座る君を思い描き
太陽の下を走ってく
海岸沿いの一本道
南の方へと風が誘う
はつらつと
大海原を
駆けてゆくこの想い
夏が過ぎる頃に
いなくなる君に
胸が詰まるのさ
そしてサイダーを手にとって
そうだ
ぼくがサイダーを口に
君は現れる
そうだ
このサイダーを飲み干す
ぼくは奪われる
通り雨のにおいが
微かにして
気まぐれなのは
この頃の空
空へと溶けてゆく
記憶の粒達が
まるで
それはまるで
サイダーみたい
緑のスカーフが風になびく
太陽があと一つあれば
あと一つあれば
そうだ
サイダーを口に
君は現れる
そうだ
このサイダーを飲み干す
ぼくは奪われる
そうだ
サイダーを口に
君は消えてゆく
そうだ
このサイダーを飲み干す
頃に君は
消えてゆく
思わずぼくは
泣いちゃいそうだ
- Lyricist
Hachi Kuroki, Kenichi Yanagida
- Composer
Kenichi Yanagida
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花や虫、猫に文房具、そして恋を歌った
柳田健一、2024年リリース作品。
Artist Profile
Kenichi Yanagida
愛媛県出身、東京在住。 ピアノ弾き語りシンガーソングライター。 機械設計師の父とピアノ講師の母との間に産まれた一人っ子。 幼少期ヴァイオリンを習うものの、 愛媛時代の大半は野球づけの日々であった。 上京後、音楽活動をスタート。 音楽事務所主催のオーディション企画にてグランプリを受賞し、それを皮切りに 野外イベント、サポートメンバー、 そしてかわさきFMとFM西東京にてメインパーソナリティを数年にわたり務める。 さらに昨年、4人のソロアーティストから成るチーム 「UnderRoof」を旗揚げし、 定期的にイベントを行うなど、様々なステージを展開。 ブルージーなピアノに独特な声で、 ストレートに、時にユーモラスに、 そしてハートフルに弾き語られるオリジナル曲は、 どこか懐古的で哀愁感が漂い 観るもの聴くものを魅了し、 全国各地で話題になりつつある。 2017年6月には、 自身初となる配信リリース「サリー」を発表。 そして同年9月に この「サリー」を含む3曲入りシングル盤を発表。 絶賛発売中♫ そして12月9日よりJOYSOUNDにてタイトル曲「サリー」が 全国カラオケ配信もスタート♫ そして2019年9月編曲、録音からジャケットまで全て1人で行い、オリジナル3曲を含む10曲からなる 童謡唱歌カバーアルバム「シャボン玉飛ばそう」を発表。 2021年4月19日 Single「かおり」(3曲入り)を配信リリース。 配信サイト各社にて絶賛配信中。 現在、渋谷クロスFMにて土曜日16時から1時間の生放送番組「Saturday Band Fever」のメインパーソナリティーとしても活躍中。
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