Natural Sheep Gutのジャケット写真

歌詞

ソメイヨシノ

藤原弘尭

長い長い会話のあとで

ふと君が放つその言葉は

僕の胸を刺した

低く低くつぶやいた

よどみに浮かぶうたかたのように

河を流れていった

季節外れの花火をしよう

押し入れの隅のマッチで

何も分からない

何も知らない

何をやればいいのかすら

深い記憶をたぐり寄せる

絵描きがもだえ苦しみながら

重く筆を走らせている

生きる証を刻んでいる

吉野の里の春草のような

生命の芽のカタマリ

花は散る僕たちの

年が増えるにつれて

少しずつ何かを忘れ続けている

すべての物事は

変わりつつあるのに

君はまだそのことに

気付かないでいるのさ

線路づたいのソメイヨシノに

自分の姿を重ねた

長い長い会話のあとで

ふと君が放つその言葉は

僕の胸を刺した

耳の奥に残っている

鈴の音をうまく聞きわけながら

君の波動を探していくよ

  • 作詞者

    藤原弘尭

  • 作曲者

    藤原弘尭

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大阪を中心に活動する男性シンガーソングライター・藤原弘尭のファーストミニアルバム。
キャッチーなメロディと深みのある歌詞が特徴的な一枚。
軽快でストーリー性に富んだ「加古川のジョンレノン」、春の幻想的な情景を描いたピアノ弾き語り曲「ソメイヨシノ」も収録。

アーティスト情報

  • 藤原弘尭

    宮崎県出身。大阪在住。 ​ 2001年からアコースティックギター弾き語りでライブ活動を開始し、関西の様々なライブハウスやライブバーなどで精力的に活動。2枚の全国発売CDをリリースする。 ​ 一児の父となった現在はスローペースな活動を展開中。 ​ ドライブやお風呂の湯船、散歩中などに鼻歌でつい歌ってしまうような、誰かの生活に寄り添う、耳なじみの良い曲を作り歌っていくことが近頃の目標である。

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