歌詞

足元をすべる影　誰かの声は風に混ざる

地図のない旅路でも　理由なく走れる気がした

標識は読み取れない　でも、それが楽しかった

転がるペットボトル　まるで昨日をあしらうように

大事なものほど　言葉にならない

意味のない会話が　一番芯を持ってた

気づけば　他人のリズムで

自分を測ろうとしてた

でも今日だけは違う

まっすぐで　雑なままでいい

ルールなき追走　誰も見たことないラインへ

軌跡なんて　あとからついてくる

踏み外すほど　鮮やかになる景色を

僕は信じていたいんだ

選んだ道が　たとえ孤独でも

前提のない街角　歩幅だけが頼りで

誰かと比べる暇もないくらい

風景が揺るがしい

秒針よりも速く　気持ちが跳ねる

体温とスピードだけが　今の真実

正しさよりも　確かさがほしい

瞬間の選択にこそ

僕の全部を預ける価値があると

そう思えた

ルールなき追走　自由の重さに足が震えても

進めばまた　重力が変わる

遠回りでもいい　軌跡が歪んでても

この歩幅だけは　本物だから

未来って　今この一歩だと思う

履き慣れない靴が鳴らす音も

すべてが記録になる

だから止まらなくていい

ルールなき追走　誰にも決められない場所へ

予報のない空を選んだ

何かを成し遂げなくても

迷いながら進んだことが

確かに意味になるって　今なら言える

影が伸びてく　また新しい風が吹く

僕らの速さでしか　辿り着けない場所へ