冬の朝に僕の手の中で冷えた懐炉を捨てて
僕の中の小さな炎に手を伸ばすよ
窓の外はまだ淡い青の絵の具で滲んでいる
もうすぐ雨も止んで日が差す頃だろう
何を求め何を捨てて僕らは 何を解き放ってゆくの?
どこか遠くの国へ行って春を迎えよう
離ればなれの僕たちもまた巡り会うから
輝きを増す冬の往来で 君の姿は花になる
後で後でと手を振って 逃げてゆくんだ
僕の手をすり抜けてどこかへ
二十四時間僕の中で息を潜めている
わだかまりを溶かして欲しかったんだ
冬の朝の窓辺に落ちる雨が
僕の心を満たしたら
- 作詞
奥林良治
- 作曲
奥林良治
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