荒んだ行路這って
歪んだ意識保って
相対した言葉は
届かずに沈んでいく
曖昧な景色に酔って
不完全だと嗤って
白んだ空模様と
崩れてく歩道橋に
見えないふりが上手くなって
積もる縺れの数が
増えるごとに減っていく
君に触れてる
僕の意味を
何度だって君と
何度だって僕と
生きる才もないの
それでも振り返らないで
繋いだ手を引いて
解いた意識の中で
痛い 未来もないの
電子に溶けていった
どうでもいいと吐いた
大概の
衝動に呑まれた
相合愛憎
一体全体脳内
初期化していたあなたの回路
震えるあなたの手が
いつもよりも白くて
反芻する記憶の欠片
もう戻れないと
沈む日には
何度だって僕は
何度だって君は
はやる呼吸もいつか
ここにいた証となるの
覚えていてよ
まだ何者にもなれない僕は
足元を見れずにただ落ちてく
言葉にできない
瞳を閉じて
君色に染まった世界を眺めていたくて
曖昧な関係は誰にも伝わんないようで
息を模した
あなたは
何度だって君と
何度だって僕と
生きる才もないの
それでも振り返らないで
繋いだ手を引いて
解いた意識の中で
痛い 未来もないの
記憶に溶けて
何度だって君と
何度だって僕と
生きる才もないの
それでも戻れやしないの
繋いだ手を引いて
解いた意識の中で
痛い 未来もないの
電子に溶けていった
- 作詞
Hänsel
- 作曲
Hänsel
- プロデューサー
Hänsel
- ギター
Hänsel
- ボーカル
Hänsel
- プログラミング
Hänsel
Hänsel の“退路”を
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