

止まったままの腕時計
まだ湿り気のある喉の奥
窓には露が溜まり
わずかにその光りを滲ませ
ため息を逃がしている
空白の言葉を繰り返し
置かれたままのコーヒーカップが
沈んだまま青ざめる
指で遊んだ体温は
もう、消えてしまった
誰かが居たような気配が
隣りにやってきて
その場しのぎの馴れ合いに
風が戯れる
さえずっていたのはどっちだろう
最後に笑ったのは
いつだったろう
彷徨う偽りの部屋
白々しく音を立てた着信音
夜に刺さったまま
裏返した画面を点滅させ
潜んだ熱を呼び起こす
行き場の無い腕の中で
交わりのない視線が淀みながら
足元から這い上がる
湧き漏れた声は
もう、掴めもしない
追えない微熱を纏いながら
途切れた朝を繰り返す
霧に隠れた影が呼び合い
進めずにいる
剥いだ爪にのしかかる
謂れのない
報復の跡
押し込んだ台詞は
朝靄に消えていく
閉じた耳元に
滲んで溶けた
- 作詞者
福 水琴 - Fuku Mikoto -
- 作曲者
福 水琴 - Fuku Mikoto -
- プロデューサー
福 水琴 - Fuku Mikoto -
- その他の楽器
福 水琴 - Fuku Mikoto -

福 水琴 - Fuku Mikoto - の“嘘”を
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嘘
福 水琴 - Fuku Mikoto -
「嘘」
乾いたギターと最小限のローファイリズムで構成された、
ミニマルなエクスペリメンタルJ-POP。
アーティスト情報
福 水琴 - Fuku Mikoto -
音が立ち上がり、碁石のように花開く。
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