雨の函 (feat. 可不)のジャケット写真

歌詞

雨の函 (feat. 可不)

ノ狐図書

いつも卒業式の日だけは、

心から笑えるような人生だった気がする。

そう、今までのことを何もかも

覚えていてとは言わないよ。

あの夜のことだけ忘れないでいて

くれたらそれだけでいいから。

この先には、僕ひとりじゃ

到底立ち向かえないような。

不可逆な後悔ばっかりの雨が降ってる。

終わるはずの世界をまだ剥がせなくて。

映画の半券を捨てられずに。

時間を全て引き延ばしてラミネート生地に挟む。

人を傷つけた過去を忘れて、

何も無かった顔をして。

挙句の果てには語り手のつもりで。

いつか下る天罰でも、

僕にはまだ足りない筈だ。

蘖に膿んだ感傷の突然変異。

栞を差すその時まではまだ居るから。

この先には僕ひとりじゃ

到底渡りきれないほどの。

海原のように波打った悲しみがある。

終わるはずの世界をまだ。

消えたはずの記憶がまだ離れなくて。

  • 作詞

    ノ狐図書

  • 作曲

    ノ狐図書

雨の函 (feat. 可不)のジャケット写真

ノ狐図書 の“雨の函 (feat. 可不)”を

音楽配信サービスで聴く

ストリーミング / ダウンロード

  • ⚫︎

    雨の函 (feat. 可不)

    ノ狐図書

アーティスト情報

IZUNA Records

"