社畜哀歌のジャケット写真

歌詞

あの夜の話

asobiba

図書室の隅で一人

本の中の世界に逃げていた

誰にも見せない心の中か

規則が私のよりどころ

不意に届いた笑い声

窓の外で風と戯れる

「勉強なんて意味ないさ」って

自由なその姿に惹かれた

家では言えないこの想い

完璧でいろって言われるから

彼を想うだけで罪みたいで

胸が苦しくて どうしようもない

「彼はふさわしくない」と

親の声が耳に刺さるよ

何が正しいかなんて知らない

でも、君が必要だったの

追いかけた夢、君の背中

縛られた日々から抜け出したくて

荷物をまとめたその夜に

止める君の声が痛かった

「行かないで」と言えたらいいのに

君の優しさが遠くなる

「もう何も隠せない」って

君にすべて話した夜

優しく頷くその瞳

でもどこか遠くを見つめてた

「君の未来を壊せない」

澄んだ声で君は言った

それでも私は君が好きで

すがりつくように泣いていた

壊れた夢、君の言葉

「将来を考えろ」ってわかってるけど

それでも君が必要で

泣きながらドアを閉めた夜

「もう一度」と願った心は

君の言葉で破れた

涙で滲んだ君の顔

本当は私を愛してたでしょ?

未来なんて考えられない

ただ今だけが欲しかったのに

君は優しく私を抱いて

「いつか分かる時が来るよ」と

私の頬を拭いながら

ドアの向こうへ送り出した

消えない夢、君の影

未来を見据えて歩くその背中

もう二度と触れられないけど

心の中で生き続けるよ

「ありがとう」と告げるこの想い

君に届くことはないけど

  • 作詞

    asobiba

  • 作曲

    asobiba

  • プロデューサー

    asobiba

  • ミキシングエンジニア

    asobiba

  • マスタリングエンジニア

    asobiba

  • グラフィックデザイン

    asobiba

  • ギター

    asobiba

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満を持して発売されたファーストアルバム「社畜哀歌」。
昭和歌謡、ロック、City Pop、ヘビーメタル、フォーク、バラードといった多彩な音楽ジャンルを融合させた、ごった煮的な内容。

ジャンルの垣根を越えて展開される珠玉の楽曲達の生きざまをご堪能下さい。

アーティスト情報

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