

沈む夕陽が 海を染めてく
並ぶ足跡 波に消されて
切り出せない 言葉の影が
濡れた砂へと 長く伸びてる
西の空へと 低く飛ぶ影
遠い実家の 空を思い出す
急な風さえ 止まる夕凪
息を潜めた 琥珀(アンバー)の海
波が引くたび ためらう指が
触れ合う前の 隙間を測る
引き留めたなら 戻れない道
答えを出せず 見つめる渚(みぎわ)
「このまま二人」 あなたの声が
凪いだ波間に 静かに落ちる
冷たい鍵を 握りしめた手
優しい檻に 寄りかかれずに
流されるなら どれほど楽か
痛みのない 指定席(シート)を捨てて
私は風を 待とうとしてる
水平線が 赤く溶けてく
沈む残照 海を呑み込み
夜の気配が 足元濡らす
離すと決めて 歩き出すのに
冷えた素足が 砂に沈んだ
本線(ハイウェイ)へと 合流(まざ)る車列の
赤い尾灯(テール)が 滲んで揺れる
手放したはずの あなたの熱が
まだ掌に 微かに残る
- 作詞者
Akemi
- 作曲者
Akemi
- プロデューサー
nanayon music
- ミキシングエンジニア
nanayon music
- ボーカル
Akemi

Akemi の“夕凪のアンバー”を
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夕凪のアンバー
Akemi
「夕凪のアンバー」は、波も風も止まる数分間に差し出された安住を、自分の意志で手放す夕暮れを描いたミディアムテンポのシティポップ。
夕陽に染まる相模湾、波に消される二人分の足跡、西の空を低く飛ぶ影、掌のなかの冷たい鍵、そして本線へ合流る車列の赤い尾灯――風の止まった数分だけ世界が動きを止め、選ぶか流されるかの二択だけが残る。
架空のAIシンガー Akemi が歌うのは、誠実な相手を責めることも、自分を安く諦めることもせずに、痛みのない席のほうを捨てる大人の感情。
70年代後半から80年代初頭のニューミュージックやシティポップが持っていた、夏の終わりの海、夕暮れの光、誰かの用意した未来を選ばない意志を描く叙情性を下敷きに、現代的な感性で再構築した一曲となっている。
流されるならどれほど楽か、と知ったうえで、風のほうを待とうとする。
離すと決めて歩き出したのに、冷えた素足は砂に沈み、手放したはずの熱がまだ掌に残っている――そんな数分間の逡巡を描いた楽曲。
Produced by nanayon music.
アーティスト情報
Akemi
1970年代後半〜80年代前半の「シティポップ/ニューミュージック」が持つ哀愁と夜の空気感を、生成AIと編集で“作品として”再構築する音楽プロジェクト。 Akemi(アケミ)は、神奈川県大和市出身という設定で生まれた架空のAIシンガー。都会の孤独、大人の恋、夜の感情を、ノワール調のシティポップとして歌う。 作詞・作曲・歌唱・ビジュアルは生成AIを制作ツールとして用いながら制作し、「AIの中にある人間味と懐かしさ」をテーマに探求している。
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