

雲間に隠れた光は
こちらを覗いてはくれず
感じていた世界は
気のせいに過ぎずに
雨雫配色をなくしたまま
ただ流れてゆく
消え去る時まで
光に照らされ明日に憧れても
それさえもただの
花びらが空中を舞う
刹那のひと時の様に
ひらひらと風に吹かれただ独りでに
時が過ぎ
すべて消え去ったとしても
残り続ける
残像と共に
いつか描いていた姿
月明りの様に細くて
空になった両天秤は虚しく揺らいでた
残映両目に虚ろにして映り込んだ
軈て透明でさえ
愛せるというのか
この身剥き出しさらけ手に入れたものを
何と名付けようか
溶けた春を僕はまだ
見つめることさえできずに
手のひらに残る
温度だけを感じて
そしてまた
遠く伸びる空の果て
連れて歩いて行くのだろう
永遠なんてどこにも
ないと知っているから
続いてくはずの時計の針の先
舞い上がる砂煙と滲んで次は
何を指し示すのだろう
花びらが空中を舞う
刹那のひと時の様に
ひらひらと風に
吹かれただ独りでに
時が過ぎ
すべて消え去ったとしても
残り続ける
残像と共に
- 作詞者
千冬
- 作曲者
千冬
- プロデューサー
笠野瞳己
- レコーディングエンジニア
笠野瞳己
- ミキシングエンジニア
笠野瞳己
- マスタリングエンジニア
笠野瞳己
- アシスタントエンジニア
笠野瞳己
- ギター
Bilinda
- ベースギター
Bilinda
- ドラム
Bilinda
- シンセサイザー
Bilinda
- ボーカル
Bilinda
- アダプター
森京介

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- ⚫︎
Subliminal
Bilinda
2023年、ベーシスト脱退後、新たなベーシストとしてBilinda加わった千冬。今回千冬がBilindaとして初となる作詞作曲を担当した曲となる。また、前作のシングルと違い主にヴォーカル、トウイの自宅でのレコーディングにもなる。トウイがプロデュース、レコーディングエンジニア、アレンジを担当。ギター京介がギターアレンジャーとしてレコーディングを行った。今回のレコーディングで使用したDAWソフトはCubaseであり、アンプ、ドラム以外はほとんどがCubase付属のプラグインを使用している。
レコーディング期間は前作にくらべ比較的順調に進んだがミックスに時間がかかった。
また、今作はドラマーの脱退や、エンジニア、その他、外注依頼をしていない為、Bilindaのメンバー3人だけですべて作り上げたオリジナルな作品でもある。
アーティスト情報
Bilinda
2022年春、ヴォーカル、Touiとギター、Kyosukeが出会い音楽制作を開始。その後、ドラムのTatsukiとベースのChifuyuがバンドメンバーとして加わり、2023年に本格的にバンドとしての活動開始。 Rock、Electronics、Alternative、Funk、Punk、など、それぞれの音楽性を取り入れ、新しくもどこか懐かしさを感じさせるバンドであるといえる。 しかし、ポップでメロディアスな曲調ではあるが今の音楽シーンにおいてないものであることは間違いない。
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